ナオルヨブログ2019

心穏やかに、心地よく、愛と自由と平和に暮らしましょう〜新しい5次元地球で永久に共に!!

スポ少・ソフトボール~金メダリストに教育の原点を感じた1日

イメージ 1

 昨年、南会津町に引っ越して3人の息子達は、地元の荒海小学校、荒海中学校へと通い出した。
今年春、3年、4年、中1に進級したゲームとマンガを手放せなかった息子達。長男の中学は部活動が必須で、野球、卓球、柔道、女子はバレーのいずれかに所属しなければならず、卓球を選んだ彼は、良きクラスメート(やっぱりゲーム好き)と素晴らしい先輩達の影響を受けて、ピンポンおたくになりつつある(のが、ちょっと心配 -_-;)。そして、下の年子の二人は、やはりクラスメートの誘いもあって地元スポーツ少年団ソフトボールチームに入団した。3人とも、確実にゲームやマンガに費やす時間が激減し、7時過ぎに練習を終えて、風呂に入り、8時に眠い目をこすりながら夕食を食べて、歯を磨き、バタンキューzzzz、という、何とも健全かつ大人より忙しい日々を精力的にこなし、目を見張るほどの成長をし続けてくれている。親としてとても嬉しい限りである。

 この「スポーツ少年団」という全国組織は、横浜で生まれ育った私にとって初めて知った地域の青少年育成組織で、これがまた素晴らしく地域社会の一翼を担っている。
 学校の授業を終えた子ども達は、スポ少集合時間までのわずかな間に宿題を必ず終えなければ練習に参加できない。監督やコーチはすべて地域の父母で構成され、礼儀作法、人間学をふまえ、日夜休みを返上し家族を犠牲にしてまでも、夢と希望に目を輝かせた子ども達の個性をのばし、成長を見守ってくれている。叱咤激励さられながら、チームメートで助け合い、大きな声を掛け合いながら真っ暗になるまで練習をし、笑顔で帰っていく姿に、まだまだ日本の未来は大丈夫!と感じる。
 保護者としては、練習を終えた子ども達を夜の6時から7時頃に迎えに行ったり、週末の試合の応援、サポートをしながら共に成長をしていく。多くの共働き世帯にとっても助かる制度は、子ども達が健全に成長するだけでなく、地域全体の相互扶助につながっているのだ。

 さて本題。昨日、そのスポーツ少年団で郡山に出かけた。郡山ソフトボール協会50周年事業として、開成山球場にルネサス高崎宇津木妙子総監督、上野由岐子投手、乾絵美捕手の金メダリストバッテリーを招いた「ソフトボール講習会」があり、3000人近いソフトボール愛好者達が集まった午後のひととき、寒さを吹き飛ばす熱さで過ごした。
 グラウンド一杯に集まったちびっこから熟年選手達を相手に、わずか3人のプロ選手がどう立ち向かうのか?と、期待と不安いっぱいの付き添い保護者達。でも、やっぱり世界の頂点に立つ人たちは、スゴイ!の一言で片づけてはいけないくらいに、本当にメガ!ギガ!スゴ~イ@o@と感じた。

 開会式を終え、ウォームアップを指示しはじめた宇津木監督。でも、スタンド上から見ていると、動きがなく、何で指示に従わないんだろう?って不思議だった。後で聞くと、グラウンドにいた子ども達には、マイクを通した声より、グラウンド一杯の人々のざわめきの方が大きくて、何も聞こえなかったらしい。それでも、元気な声で、監督、上野選手、乾選手がアップを指示し続ける。収集がつかない状態にヒヤヒヤしながらも、身体を暖めた烏合の衆を、野手は内野とバッテリーは外野とに分けて、3人の講師が動き始めた。
 宇津木監督は、2000人以上のだんご状態の中心で声を張り上げていた。団体の監督を集め、グループ分けして、選手一人一人に2球限定で直々の至近ノックをしはじめた。マイクを通して、一人一人にかけた声が球場に響き渡り続けた。7割は小学生だっただろうか、「よく見て!前に出る!グローブを立てて!」という初心者向けの指示が多かった。終盤は、高校生に「頑張れ!高校生、頑張れ!」と、枯れ始めた声を振り絞って暖かいメッセージを送り続けた宇津木監督。5000球にもなるような休み無しのノックと声掛け、、、、、さすが、この人なら金メダリスト達がついていくよなぁ~~、と心から思いました。
 やはりお目当ての上野投手は、危機を感じさせるような「もっと離れて~!これじゃ何もできないよぉ~!」と悲鳴をあげていたのもつかの間、やはり場をさっと読んで、選手をグラウンドに広げさせ、乾選手と共に一人一人の投球・捕球フォームや改善点をアドバイスし始めた。とにかく1時過ぎから終了時刻まで目一杯、瞬時にその人の良い点、悪い点を見極めて暖かなアドバイスをしていくその姿に感動をおぼえました。本当にありがとうございました。

 総評の中で、宇津木妙子総監督がおっしゃっていた「今、自己中心的な選手が増えてきている。でも、チームは技術的に上手な選手だけでは勝てない。いかにして子ども達のやる気を出させるか、一人一人の良い所をのばして、その力を試合で出せるようにして、チームをまとめるか?ということを、各チームの監督さん、先生達、保護者の皆さんに考えていただきたい!」という言葉に、教育の原点を感じました。子ども達一人一人に真正面からぶつかっていく大人の行動が、病んでいる社会にとって一番大切なんじゃないか?と思います。子ども達のせいじゃない。自分も含めて、大人達が自分のことばかりを考えて、義務である「教え育くむ」ことから逃げている。学校や先生のせいにしたりする卑怯な大人達が、猛省すべきことだと感じました。とても有意義な一日になりました。

 ついでですが、その前日に「荒海スポーツ少年団・卒団式」という行事がありました。
学校の卒業式のように、6年生が引退する式典です。まったく状況もわからず、一般的な会食会だろう、と会場へ息子達と向かいました。
 いやいや、泣きました。生涯思い返してみても、そんな感動の涙を流したことはないのですが、荒海に越してきてからというもの、子ども達同士、教師と生徒、親子の絆、とにかく、意識をせずに涙が流れ落ちる、心からの感動、暖かい涙、を何度流してきたことでしょう。
 今回は、5年生一人一人が卒団する6年生3人に感謝のメッセージを贈るシーン。そして、6年生が保護者(お母さん、お父さん)にお互い手紙を読み合うシーン。泣かせました。息子達も、その何とも言えない人間愛、暖かさを感じて、感動の涙で泣きじゃくっていました。本当にヒトとして大切な、心が洗濯できる時間です。
 思えば長男の卒業生を送る会でも、会場全体が感動の涙で溢れたことを一生忘れません。
引っ越して間もない長男も含めて卒業生27名一人一人に5年生から暖かなメッセージが贈られました。「あの時、~さんに励まされてとても嬉しかったです。」「~さんのような優しい6年生になりたいです。」「ありがとうございました。」何百、何千回という心からの「ありがとう」を聞きました。
 全校生徒が少ないため、学年を超えて学校行事やスポ少、掃除(全学年混合)など、上級生が下級生の面倒を見ながら学生生活を送ることが多く、ましてや小さい時からみんな幼なじみとあって、誰もが名前で呼び合うほど和気藹々としているからこそ、別れの時には、感動の涙が溢れるのでしょう。
 行事の企画、準備、進行をしていた5年生をはじめ、男の子も女の子も背中を震わせて泣きじゃくっていた姿、先生方、保護者達のほほをつたわる涙を見て、本当に南会津に引っ越してきて良かった!と思いました。ヒトとして大切なこと、忘れかけていたことを気づかせてくれました。感謝です。
 これからたくさんの感動の涙を流せると思うと、とても楽しみです。(ティッシュとハンカチを忘れないようにしないとなぁ~。いけや