ナオルヨブログ2019

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伊南がら農を考えでみっぺ~いのちをつなぐ食と有機農業のつどい

 3月8日の暖かな日曜日、オーガニック推進のモデル地区として子ども達が美味しいお米を作ったり、田畑で遊んだりした「かえるの学校いな」の主催でイベントがありました。
総合支援センターの大講堂に集まった皆さんと一緒に、「いのちをつなぐ食と農」を考えることができました。(ごめんなさい、写真が撮れませんでしたm(-_-)m)

 お昼過ぎから始まったイベントは、映画「いのち耕す人々」という、山形県高畠町で30数年にわたって有機農業へ取り組む地元の農家さん達のドキュメンタリーの鑑賞から始まりました。
戦後の混乱から高度成長、敗戦による占領から国際的な市場開放(植民地政策)の一環として、欧米の食生活(肉食、乳製品、高脂肪高タンパクの洋食生活)が始まり、現在の生活習慣病が一気に広がりました。昭和36~7年あたりから、全国的に化学肥料や農薬、合成洗剤など石油由来の汚染物質が日常的に使用されるようになると、アトピー、アレルギーといった未知の病気が小さな子ども達(私も含めてですが)を苦しませるようになり、魚や鳥、虫たちが次々と変死し、牛や豚の奇形児が次々と産まれ、田畑だけでなく、山、川、海、大気、すべての命につながる大切な環境を破壊し始めました。
 最近ではインターネットという自由に意見が配信できるメディアが利用できるようになりましたが、当時、学生運動(70年安保の頃でしょう)を中心に、団体活動、消費者運動など小さな規模ながら人々が結束して訴えていた時代。このままでは日本の農業は終わる!と心から感じて、命を懸けて、真剣に有機栽培に取り組み、現在まで信念を曲げずにきた、もうすでに老齢を迎えている熱き農家さん。
この時代になって、とても価値のある記録映画だと感じました。拍手です!

 夕方から、私のつたない講演会がありました。「21世紀型のロハス生活から食育・職育を考える」というタイトルでの約90分間のお話。
会津に移住してきてから、役場の職員さんや保育所の保護者などを対象に「化学物質・電磁波過敏症と食育」については、よくお話してきましたが、昨年から今年にかけての急速な大恐慌モード、派遣切り、学生達の大就職難など、緊急事態が刻々とさらなる悪化をしている中で、今回は、「食と職」についても触れさせていただきました。
 過敏症発症の突然さと、その不便不自由さ、追いつめられ感、価値観を一気に変えなければ自分の精神がおかしくなってしまう感じが、今の派遣切りをあった人ような感覚にオーバーラップして非常に心苦しく思う今日この頃。特に男性、家族、子ども達を養っていくために、何が何でもお金を稼がなければならない立場の人が追いつめられた時、本当に厳しいです。
 環境病だけでなく、ほぼ100%に近いと思うほどの生活習慣病と呼ばれている病気の原因と治癒方法は同じのように思います。発症原因それぞれウェイトは違うでしょうが、「食(水・空気・生活環境)」「運動」「休息(睡眠)」「リラックス(ストレス発散)」そして「前向き・楽観的な生き方」を健康に生き続けるためのポイントだとした時に、どれだけそのバランスが大きな円ではなく、小さな円だったり、いびつだったりしたか?という考え方。
 その時に、この南会津という地、人、気が、これらのポイント改善において、とても大きな助け、サポーターとなれるだけの潜在的な能力をもった「宝の山・土地」であるという事に気づいて、まずは「安全・安心の食糧供給基地」となり、それから波及する様々なサポート(サービス)は、必ず多くの町民、町から出てしまった若年層、そして中学、高校で将来に不安を抱き苦しんでいる子ども達の雇用創出となるであろう、という話をしました。
 現に私も、あらかい健康キャンプ村に転地療養してくる発症者も、それによって救われています。これから増える一方の環境病、そして、生活習慣病。所得が低くなれば、まず食費を削る?という人が多い中で、「食」こそ命と身体をつくる源であって、私達にとっては「一番の薬」である。オーガニックな農業というのは、「医療」「癒療」に近い社会的な事業である!ということを力説して、この春から一人でも多くの人が農薬も化学肥料にも依存しない、自然の力を活かし、大地を生き返らせるお手伝いをしてもらえることをお願いしてきました。

 講演後、かえるの学校で育てた無農薬玄米をはじめ、きのこ汁、わら納豆、地鶏の卵、伊南川の地鮎、冬野菜の漬け物などの試食会をしながら、楽しい歓談のひとときを過ごすことができました。
美味しかったです!ご馳走様でした。また、たくさんおしゃべりしましょうね。
 
 美しい伊南川に集う釣り人達が、何を望んでいるか?尾瀬会津駒ヶ岳帝釈山のトレッキングや風景を愛する人が、何を望んでいるか?南会津に期待し、忙しい中、時間を作って来訪してくれるたくさんの南会津ファンは、決して「便利、自由、都市化」された町づくり、おもてなしを望んでいないと思います。コンビニも無く、携帯もつながらない、夜は星空と虫の声しか聞こえない、それこそが都市生活で心も身体もぼろぼろになって、リフレッシュを求めてわざわざ不便な南会津に来る人が最も歓ぶ、最高のおもてなしではないでしょうか?
 天然の広葉樹林、澄んだ川、秘境とされる渓谷、人里離れた僻地、タイムスリップしたかのような不便さは、今の時代、巨額な公共投資で開発しても決して手に入れられません。その価値観を、ものさしを、どうかプラスに転換して、前向きに地域発展を目指した取り組みを、小さくても始めていきたいと思っています。一人が二人、三人、四人と、少しずつ輪が広がっていくことを信じて。(いけや